2008年 02月 21日
なぜ女性はトイレに時間がかかるのか
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なぜ女性は公衆トイレで用を足すのにこんなに時間がかかるのか?
男性にとって不可解で謎に満ちたこのテーマに一石を投じるレポートが寄せられたので翻訳。
女性のトイレに関しての最大の秘密は彼女が赤ちゃんだった頃にさかのぼって検証する必要がある。お母さんがトイレに連れて行き、「いいわね、絶対に絶対に便座に腰掛けてはいけません」と言い聞かせ、その「ポジション」をして見せる。その「ポジション」とはつまり、腰掛けるような格好をしつつ便座と接触せずにバランスを取るいわゆる空気椅子ポジションである。
この「ポジション」は女の赤ちゃんの人生にとって一番最初で最も重要かつ必要なレッスンであり、彼女は一生このポジションと共に生きていくことになるのである。しかし、大人になった今でも、抑えきれない尿意と共にこのポジションをキープすることは非常に難題である。
あなたが公衆トイレに「行かなければならない」時、たいていの場合トイレにブラッドピットがいるとしか思えないような長い行列と遭遇する。仕方が無いのであなたは列に並び、苦笑しながら自分の番を待つことになる。他の人たちも足や腕を組み、「今にももれそうなのよ」という意思を表明するオフィシャルのポーズで自分の番を待っている。ついにあなたの番である。しかしこういう時に限って常に「もう限界な」赤ちゃんを連れ、割り込みをするお母さんが登場する(限界なのはお母さんの場合がほとんど)。
そして遂にドアが開き、あなたは開いたトイレに飛び込む。トイレに入り、鍵が無いことに気がつく(鍵があることはほとんど無い)。バッグをドアの取っ手にかける。取っ手があればの話だが(まず無い)。トイレの床は正体の判別不能な液体でまみれている。そこにバッグを置く気にはなれずあなたはバッグを首にかける。バッグの中はまず使わないもの、だけど何があるか分からないからあなたがとりあえず入れておいた物でいっぱいで非常に重い。トイレの扉の話に戻ろう。鍵が無い。扉が開かないようにあなたは片方の手で扉を押さえ、もう片方の手でパンツを下げる。そしてようやくあなたはあの「ポジション」を取る。遂にあなたは用を足す。この時あなたの足はがくがくと震える。なぜならあなたは空気椅子に腰掛け、ひざを曲げ、下げたパンツがあなたの血液循環をブロックし、片方の腕はドアを押し止め、5キロのバッグが首からぶら下がっているのだ。本当だったら腰掛けたい。心の中で「腰掛けてしまったとて問題ないのではないか」という声がする。しかしすぐにお母さんの声が聞こえる。「公衆トイレには絶対に腰掛けてはいけません」。そう、これは絶対である。あなたは空気椅子のポジションを保つ。計算を間違え少ししぶきがストッキングへはねてしまった!いや、靴にかからなかっただけあなたは幸運である。さて、あなたはトイレットペーパーを探す。大抵の場合トイレットペーパーは無い。そこであなたは天に向かってお祈りをする。この重量5キロのバッグの中にクリネックスがありますように!しかしバッグの中を調査するには扉を押さえている手を離さなければならない。一瞬考えるが他に選択肢は無い。手を離した瞬間に誰かがドアを開けたらあなたはそれを押し戻さなければならない。さもなければパンツを半分下げ空気椅子ポジションを取っているところを見られてしまう。NO!!
そこであなたは叫ぶ。「入ってまーす!」。列を作っている全ての人が今の声を聞いたに違いないからあなたはドアを押さえていた手をはなしクリネックスを捜索し幸運にも見つけることに成功する。本当なら二枚使いたいところだが、このような状況がまた起きるとは限らない。あなたは1枚で我慢する。大抵ちょうどこの瞬間にトイレの電気が消える。しかしこの狭い空間、電気のスイッチを見つけることはそんなに難しいことではないはずである。クリネックスを持った手でスイッチを点け、あと何秒でこの作業が終了するかを数えだす。あなたは汗まみれである。なぜならどこにかけてよいか分からないコートを着たままだし、トイレはなぜか分からないが常に非常に暑いのだ。バッグのせいで悲鳴を上げる首、汗の臭い、ストッキングにはねたしぶき。しかしあなたはお母さんの言いつけを守ったのである。そう、「便座にはどれだけのバイ菌がいるか分からない」のだから。ようやくあなたが立ち上がったとき、既に足の感覚は無い。パンツを上げ、あとはトイレを流すだけ。もし水が流れなかったら恥ずかしさでこのまま一生この場所にとどまらなければならない。
ようやくトイレから出てあなたは手を洗いに行く。しかし洗面台は水で溢れていてバッグを置く場所が無い。しょうがないからバッグを肩に掛ける。蛇口は自動センサーが着いているがどこを触れたら良いのか分からず、結局蛇口をかたっぱしから触ってやっと水が出てバッグを落とさないような奇妙な姿勢で手を洗う。まずハンドドライヤーからは温風がほとんど出ない。しょうがないからあなたはパンツで手を拭く。最後の一枚のクリネックスをこんなことに使うわけにはいかないのだ。
こうしてあなたはトイレから出る。外ではあなたの彼氏は「戦争と平和」一冊読み終えられるくらいの時間あなたを待っている。「なんでこんなに時間がかかったんだい?」「たくさんの人が列を作っていたのよ」。あなたはこう答える。
女性がグループでトイレに行く理由がこれである。一人がバッグとコートを持つ係、一人がドアを押さえる係、もう一人がドアの下からクリネックスをあなたに渡す係。これであなたは「ポジション」をキープすること、そして自身の尊厳を守ることに集中することができるのだ。
男に生まれて良かった。
男性にとって不可解で謎に満ちたこのテーマに一石を投じるレポートが寄せられたので翻訳。
女性のトイレに関しての最大の秘密は彼女が赤ちゃんだった頃にさかのぼって検証する必要がある。お母さんがトイレに連れて行き、「いいわね、絶対に絶対に便座に腰掛けてはいけません」と言い聞かせ、その「ポジション」をして見せる。その「ポジション」とはつまり、腰掛けるような格好をしつつ便座と接触せずにバランスを取るいわゆる空気椅子ポジションである。
この「ポジション」は女の赤ちゃんの人生にとって一番最初で最も重要かつ必要なレッスンであり、彼女は一生このポジションと共に生きていくことになるのである。しかし、大人になった今でも、抑えきれない尿意と共にこのポジションをキープすることは非常に難題である。
あなたが公衆トイレに「行かなければならない」時、たいていの場合トイレにブラッドピットがいるとしか思えないような長い行列と遭遇する。仕方が無いのであなたは列に並び、苦笑しながら自分の番を待つことになる。他の人たちも足や腕を組み、「今にももれそうなのよ」という意思を表明するオフィシャルのポーズで自分の番を待っている。ついにあなたの番である。しかしこういう時に限って常に「もう限界な」赤ちゃんを連れ、割り込みをするお母さんが登場する(限界なのはお母さんの場合がほとんど)。
そして遂にドアが開き、あなたは開いたトイレに飛び込む。トイレに入り、鍵が無いことに気がつく(鍵があることはほとんど無い)。バッグをドアの取っ手にかける。取っ手があればの話だが(まず無い)。トイレの床は正体の判別不能な液体でまみれている。そこにバッグを置く気にはなれずあなたはバッグを首にかける。バッグの中はまず使わないもの、だけど何があるか分からないからあなたがとりあえず入れておいた物でいっぱいで非常に重い。トイレの扉の話に戻ろう。鍵が無い。扉が開かないようにあなたは片方の手で扉を押さえ、もう片方の手でパンツを下げる。そしてようやくあなたはあの「ポジション」を取る。遂にあなたは用を足す。この時あなたの足はがくがくと震える。なぜならあなたは空気椅子に腰掛け、ひざを曲げ、下げたパンツがあなたの血液循環をブロックし、片方の腕はドアを押し止め、5キロのバッグが首からぶら下がっているのだ。本当だったら腰掛けたい。心の中で「腰掛けてしまったとて問題ないのではないか」という声がする。しかしすぐにお母さんの声が聞こえる。「公衆トイレには絶対に腰掛けてはいけません」。そう、これは絶対である。あなたは空気椅子のポジションを保つ。計算を間違え少ししぶきがストッキングへはねてしまった!いや、靴にかからなかっただけあなたは幸運である。さて、あなたはトイレットペーパーを探す。大抵の場合トイレットペーパーは無い。そこであなたは天に向かってお祈りをする。この重量5キロのバッグの中にクリネックスがありますように!しかしバッグの中を調査するには扉を押さえている手を離さなければならない。一瞬考えるが他に選択肢は無い。手を離した瞬間に誰かがドアを開けたらあなたはそれを押し戻さなければならない。さもなければパンツを半分下げ空気椅子ポジションを取っているところを見られてしまう。NO!!
そこであなたは叫ぶ。「入ってまーす!」。列を作っている全ての人が今の声を聞いたに違いないからあなたはドアを押さえていた手をはなしクリネックスを捜索し幸運にも見つけることに成功する。本当なら二枚使いたいところだが、このような状況がまた起きるとは限らない。あなたは1枚で我慢する。大抵ちょうどこの瞬間にトイレの電気が消える。しかしこの狭い空間、電気のスイッチを見つけることはそんなに難しいことではないはずである。クリネックスを持った手でスイッチを点け、あと何秒でこの作業が終了するかを数えだす。あなたは汗まみれである。なぜならどこにかけてよいか分からないコートを着たままだし、トイレはなぜか分からないが常に非常に暑いのだ。バッグのせいで悲鳴を上げる首、汗の臭い、ストッキングにはねたしぶき。しかしあなたはお母さんの言いつけを守ったのである。そう、「便座にはどれだけのバイ菌がいるか分からない」のだから。ようやくあなたが立ち上がったとき、既に足の感覚は無い。パンツを上げ、あとはトイレを流すだけ。もし水が流れなかったら恥ずかしさでこのまま一生この場所にとどまらなければならない。
ようやくトイレから出てあなたは手を洗いに行く。しかし洗面台は水で溢れていてバッグを置く場所が無い。しょうがないからバッグを肩に掛ける。蛇口は自動センサーが着いているがどこを触れたら良いのか分からず、結局蛇口をかたっぱしから触ってやっと水が出てバッグを落とさないような奇妙な姿勢で手を洗う。まずハンドドライヤーからは温風がほとんど出ない。しょうがないからあなたはパンツで手を拭く。最後の一枚のクリネックスをこんなことに使うわけにはいかないのだ。
こうしてあなたはトイレから出る。外ではあなたの彼氏は「戦争と平和」一冊読み終えられるくらいの時間あなたを待っている。「なんでこんなに時間がかかったんだい?」「たくさんの人が列を作っていたのよ」。あなたはこう答える。
女性がグループでトイレに行く理由がこれである。一人がバッグとコートを持つ係、一人がドアを押さえる係、もう一人がドアの下からクリネックスをあなたに渡す係。これであなたは「ポジション」をキープすること、そして自身の尊厳を守ることに集中することができるのだ。
男に生まれて良かった。
by s.isaia
| 2008-02-21 05:48
| Italian Style