2007年 06月 25日
Il Calcio in Faccia
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初夏のボローニャはイベント満載。って毎年書いてる気がするけど。今日何のイベントがあるかはこちらを参照。個人的にも初夏は一番好きな季節なのでできるだけ満喫したいと思っておりますよ。
で、今夜はボローニャに住むアフリカを中心とする難民による演劇が行われたので観に行ってきた。友人のRaimondaがボローニャに住む難民に関わる仕事をしていて薦めてくれた。
ストーリーはアフリカからの難民がサッカー選手に偽装してイタリアに入国するというもので、シリアスな現実をコミカルに描いたとても素晴らしい劇だった。
難民に関してはRaimondaから話を聞く機会があって少しは知識があるけれど、彼らが背負っている信じがたい過去と現実はオレの想像などを遥かに超えたところにあるんだろうなと思う。
個人的にも何年か前にイラクからの難民と出会ったことがあり、彼はトラックの底に張り付いて国境を越え、奥さんは逃亡中に子供を出産したと聞かされたことがある。今からローマの大使館に行くという彼らに、ちょうど日本から帰ってきた時だったオレは真夏の暑さにつらそうにしていた奥さんと子供にお土産に買った日本のうちわをあげたことがある。また、日本で働いていた時の元同僚で、転職してリベリアの内戦後の復興援助のミッションに当たっていた友人が任期を終えて7月頭にフランスにやってくるので、彼にもいろいろ話を聞いてみたいと思っている。
つらい過去にしがみついてはいけない。未来のために力強く生きていこうというメッセージで締めくくられたこの劇は、近くて遠いアフリカに思いをめぐらせる夜になった。
で、今夜はボローニャに住むアフリカを中心とする難民による演劇が行われたので観に行ってきた。友人のRaimondaがボローニャに住む難民に関わる仕事をしていて薦めてくれた。
ストーリーはアフリカからの難民がサッカー選手に偽装してイタリアに入国するというもので、シリアスな現実をコミカルに描いたとても素晴らしい劇だった。
難民に関してはRaimondaから話を聞く機会があって少しは知識があるけれど、彼らが背負っている信じがたい過去と現実はオレの想像などを遥かに超えたところにあるんだろうなと思う。
個人的にも何年か前にイラクからの難民と出会ったことがあり、彼はトラックの底に張り付いて国境を越え、奥さんは逃亡中に子供を出産したと聞かされたことがある。今からローマの大使館に行くという彼らに、ちょうど日本から帰ってきた時だったオレは真夏の暑さにつらそうにしていた奥さんと子供にお土産に買った日本のうちわをあげたことがある。また、日本で働いていた時の元同僚で、転職してリベリアの内戦後の復興援助のミッションに当たっていた友人が任期を終えて7月頭にフランスにやってくるので、彼にもいろいろ話を聞いてみたいと思っている。
つらい過去にしがみついてはいけない。未来のために力強く生きていこうというメッセージで締めくくられたこの劇は、近くて遠いアフリカに思いをめぐらせる夜になった。
by s.isaia
| 2007-06-25 07:15
| Film Spettacolo