Camera Caffe' Blog

機上での出会い？

CCB読者の皆さんには飛行機の中で出会いはありますか？
昨日友人達とボローニャ郊外のレストランで出た話。その女の子は普段バーやらディスコやらに行ってもお声がなかなかかからないが、飛行機の中に限っては俄然力を発揮するらしい。飛行機に乗るたびにいろんな人から声をかけられ、電話番号を交換するような仲になり、モテまくるらしい。旅行をしているという開放的な気分がまたそういう出会いを作り出すのかも。

確かに飛行機の中というのは微妙でintimateな空間だ。初めて会う人と肩を付き合わせ、日本からヨーロッパに飛んだら12時間、否が応でも超接近状態が続く。目を覚ましたら隣の人の顔が至近距離にあるなんてこともザラ。こんな状況は日常生活ではなかなか起きることではない。逃げたくても逃げられない、1万メートル上空での軟禁状態。普通ではない。

個人的に思い出すのは10年以上前に初めてパリへ海外旅行をした時のこと。隣の席に乗り合わせたのは日本人の女の子。その子は友達とパリへ行くつもりだったのに、友達が飛行機に乗り遅れ、とりあえず彼女だけ飛行機に乗ったという人だった。しかも最悪なことにホテルなんかもその友人が全部手配していて出発したは良いけどその晩どこに泊まっていいかも分からない。そんなこんなでその女の子はオレが泊まるホテルに一緒に泊まることになった。確かに普通じゃ考えられない状況だ。しかもその女の子とは妙に気が合ってその後のパリは毎晩一緒にワインを空けたのもとても良い思い出として記憶に残っている。

もう一つ思い出すのは日本を出た2002年12月のフライト。一番安いチケットだったマレーシア航空でクアラルンプールを経由してフランクフルトまで行った。その機上で日本人のスチュワーデスさんと話をした。今から日本を出てイタリアで仕事を探そうと思っていると伝えると、そのスチュワーデスさんはオレのことを可哀想だと思ったのか、洗面道具やら食器セットやらを詰めて持ってきてくれたことがある。その時は生きることにものすごく必死な時期だったからそんな親切が本当に身にしみたことがある。
時間が経って飛行機に乗って遠くに行くことが当時ほど新鮮でなくなってからそういう出会いが確実に少なくなってきている。多分新鮮でわくわくする気持ちだったり不安な気持だったりが、同じような思いをしている人をひきつけて出会いを生み出すのかもしれない。

何が言いたいかって？年とったなーっていう結論に行き着きそうで嫌なんだけど。
写真は2002年に日本を飛び出したときの機上で取った写真。イスタンブール上空。

アブルッツォへ

こうしてイタリアに帰ってきた我々。最後の4日間を友人が住むアブルッツォで過ごそうということになり一気にイタリア半島横断。アドリア海に出て南下するとそこに友人アンジェロの実家があり、コルシカでも一緒に過ごしたアンジェロとマーヤのカップルが滞在している。アンジェロの実家に到着すると、オレがいつもBBQしたいしたいって言ってるのを聞いていた二人が既にバーベキューの準備をして我々を待ってくれていた。しかも驚いたのが、アンジェロの実家は農家をやっていて、庭（というか丘全部）にオリーヴはもちろん、さまざまな野菜を栽培している。しかも素晴らしいロケーション。こうして念願のバーベキューができて超満足。しかしその日は長距離運転の疲れが出て深夜過ぎにはダウン。



翌日はやっぱりこの夏最後になるだろうから海に行こうということで、アブルッツォの海を堪能。海岸沿いには海の幸の料理全部一皿5ユーロという驚きのレストランがあり、そこで食べられるだけ魚料理を食べる。夜はアンジェロの家の近くのGuardiagreleというボルゴへ。そして近くでやっているお祭りへ。テーマはペペロンチーノ（唐辛子）のサグラでペペロンチーノを使った料理やそれ以外にも郷土料理満載ですごい人手。素晴らしい雰囲気とアブルッツォのポテンシャルを知る一日になった。
そして最終日、アンジェロの幼馴染でボローニャ在住、我らフットサルチームのGKでもあるアントニーノが我々を彼の実家に食事に招待してくれた。総勢20名くらいの食事会。アントニーノのマンマが作ったラザーニャとアントニーノのパパが火起こししたグリルで最高のランチ。オレとマーヤの誕生日（マーヤはオレと同じ誕生日）の翌日だったということもありバースデーケーキも用意していただき誕生日を祝ってもいただいた。感謝感謝。


こうして夏休みの最後に訪れたアブルッツォでは本当に楽しく過ごせた。アブルッツォはイタリアでも最も美しい州のひとつであるという評判は本当。そして物価が安い。これはミラノやボローニャに慣れたオレには本当に驚きだった。美しい海があり、美しい山があり、美味しいご飯があり、そして何より温かいおもてなしを受けて夏休みの最後は最高の思い出になった。まだまだ自分の知らないイタリアがたくさんあるというのもうれしいこと。

コルシカ島の夏休み4 Kevano

コルシカ島最後のキャンプ地は、島の南岸の町Pianottoliに近いCamping Chevano。ここは本当に予約が取りづらいと言われるキャンプ場。何がそんなに人を引き寄せるのかというと、やっぱりキャンピング上の雰囲気がとても良いという点。自然に囲まれ、テントサイト一つ一つが確立されていてとても過ごしやすい。イタリアから何度も電話してもダメだったので、最後は直接キャンプ場に行って何とか予約を取りました。超満員でしかもオーバーブッキングがありかなり大変だったんだけど。
キャンプ場から400メートルのところにChevanoビーチがあり、ここもファミリー的雰囲気の落ち着いたビーチ。海はもちろんきれいです。たまにうるさいなーと思うグループがいるけど、そういうグループはほぼ例外なくイタリア人（笑）。


ここでもやることは一緒。毎日ビーチに行って、泳いで、昼寝して、読書。ちなみにこの夏休み用に村上春樹の「KAFKA SULLA SPIAGGIA （海辺のカフカ）」を持っていったんだけど、結局読み終わらなかった。
そして8月19日早朝にキャンプ場を出発してBastiaへ。フェリーに乗り込みジェノヴァへ。

コルシカ島で過ごした約20日間は雨も一滴も降らずキャンプもかなり快適に過ごすことができた。次回は体を鍛えて自転車持参なんて考えてしまうほど変化に富んだ地形とスケールの大きい自然は本当に自転車乗りにはたまらない島だと思う。そして内陸の魅力ある町々ももっと発見してみたい。
まあとは言っても海がこんだけきれいだとビーチばっかり行くのもしょうがないが・・・

いずれにしても今回見たコルシカはほんの一部分だということは確か。リピートするヨーロッパのツーリストが多いということもうなづける魅力ある島です。おすすめ。

ということで残り4日の夏休みを最後まで楽しむために我々はイタリア中部のアブルッツォ州へ向かいます。

コルシカ島の夏休み3 Propriano

コルシカ島滞在が一週間。大分慣れてきたところで、友人カップル2組がコルシカにやってくる日になった。彼らはProprianoという町のホテルに滞在するため、彼らのホテルがあるProprianoから近いキャンプ場COLOMBAに移動。移動作業も少し慣れてきた。
Proprianoは港がある観光地だけれど、少し車を走らせると美しいビーチがたくさんある。キャンプ場もかなり整備されていて清潔。隣のテントサイトには20人ぐらいの自転車乗りの集団。後で話をしてみて分かったんだけれど、彼らはスロベニアのロードレースチャンピオンを含むプロフェッショナルな自転車チームで毎年コルシカ島でキャンプを張ってトレーニングをしているとのこと。1台100万円近くする超高級マウンテンバイクがずらり20台。すごいです。コルシカ島はその変化に富んだ地形から本当に自転車で旅をする人が本当に多い。チャレンジしてみたいけど、この高低差はかなり鍛えてないと無理だろうね。
そして友人カップル4人が到着。さっそく彼らとビーチへ。サルデーニャ島に行ったこともある彼らだけれどコルシカの海もサルデーニャに引けをとらないくらいきれいだとのコメント。これまでキャンプ続きでレストランでほとんど食事してなかったけれど、この週は毎晩彼らと外食。メニューはどこのレストランもだいたい同じでイタリア料理ほど個性が無いけれど、みんなで食べるディナーはやはり格別。
2日目はCampomoroのビーチへ。3日目はオレが体調を崩したためキャンプ場で休養している間、彼らは東海岸のPorto Vecchioエリアへ。ここはコルシカ島のビーチの中でも最も有名なエリアなんだけど、実際は人が多すぎてその魅力は言うほど感じられなかったそう。

そして4日目は有名なCapo di Roccapinaへ。ここが全員一致で一番気に入った場所。おとぎ話に出てきそうなシチュエーションで、海は多分今まで見た中で一番きれい。上の写真の湾になっているところです。有名だから人は多いけれど、それでも行く価値は絶対にあります。行き方はSartèneからN196を南下。右側にAuberge Coralliが見えたら、そこからダート道を2.5キロ。コルシカに行く人はぜひ。5日目はコルシカ島で最も美しい町といわれるBonifaccioへ。自然が作り上げたスペクタクルな断崖絶壁の上に建てられた旧市街は一見の価値あり。こんな街は今まで見たことがないです。
こうして友人達は後ろ髪を引かれながらイタリアへ。全く気の置けない本当にナイスな彼らはこのコルシカでさらに仲良くなった。



そして我々はProprianoのキャンプ場を後にして、ここのキャンプ場にだけは絶対行きたいと決めていた、コルシカ島の南岸PianottoliのChevanoキャンプ場へ移動。

コルシカ島の夏休み2 Sagone

St.Florentを後にした我々はコルシカ島の西海岸へ。コルシカ島の道路は内陸は整備されていて走りやすいが、海岸線は車がすれ違いできないような細い道。ガードレールも無く、急カーブが続くためかなり危険。やっと西海岸に着いたときはすでに夕方。この日のキャンプ場を探すもどこにも空きが無く、海岸線沿いに南下。海岸線のキャンプ場は人気があって午前中に着かないと空きを見つけるのは困難だということを知る。これ8月のコルシカ全体に言えることだと思う。結局Sagoneから少し内陸に入ったところにある、La Sposataという変な名前のキャンプ場に空きを見つかり、そこで3泊することに決定。海からは少しあるものの、スペースが広くて個人的にはとても気に入った。彼女的には設備の充実度がイマイチだったためあんまり気に入ってなかったようだけど。



そしてSagoneからCargèseの間の海岸線は良いビーチがたくさんある。毎日場所を変えていろいろなビーチを見たけれど、どこも自然が残っていて白い砂浜で透明度の高い質の高いビーチが続く。個人的にはこのエリアが今回のコルシカ島で一番気に入った。

内陸の小さな街もどこもとても魅力がある。キャンプ場の近くにもVICOという小さい素敵な街があり、毎晩バーに飲みに行った（夜は他にすることが無い・・・）。海に行くのがヴァカンスのメインになるのは当然かもしれないけれど、次回はもっと内陸をいろいろ見てみたいと思う。

生活パターンとしては、基本的に朝は9時ころに起床。洗顔して朝食を準備して、洗濯をしたりしてると正午前くらいになる。それからスーパーに寄りランチ用の食材を買ってビーチへ。あとは夕方6時ころまでだらだらビーチで過ごす。泳ぐ以外はひたすら昼寝と読書。夜の食材を買って帰テント。シャワーを浴びて夕食を準備して、日没9時頃に夕食。ちょっと街へ飲みに行ったりして深夜前には就寝という行動パターンをひたすら続ける。オレはアウトドアで料理するのが好きなのでとても楽しみましたよ。基本的にパスタと肉料理。飲み物はコルシカ島はワインが有名なようなのだけど、イタリアではあまり飲まないロゼワインをたくさん飲んだ。ちなみにコルシカ島の肉旨いです。

コルシカ島の夏休み1 St.Florent

夏休みから帰ってきましたよ。例によって休みの様子を少し綴ってみようと思います。

8月2日に出発。キャンプをすることに決めたので、結局車でミラノからジェノヴァへ。ジェノヴァからフェリーでバスティアへ。コルシカ島はフェリーで4時間くらいの本当にイタリアから近いフランスの島。バスティアから程近いSt.Florentという町へ行ってまずは最初のキャンプ場を探します。KALLISTEという町から海からも近いキャンプ場に3泊することに決め、我々のこの夏の家となるtibet4 （テントね）を張ります。
二日目はSt Florentの町からボートで行けるLodoというビーチへ。ここは白い砂で海もかなりきれいです。ここからトレッキングで1時間のところにSalecciaという評判のビーチがあるんですが、へなちょこの我々は1時間のトレッキングをあきらめLodoでだらだらしましたとさ。マウンテンバイクがあったら最強かと。
基本的にコルシカのビーチは設備が何もないところが多いので、最低限の飲み物や食べ物、そしてビーチパラソルは持参するのが懸命。

キャンプの装備としては、tibet4・寝袋・エアーマットレス・キャンピングガスというメーカーのガス台およびボンベ・テーブル・椅子二脚など。しかし、肝心の照明器具がイマイチでした。キャンプ場の電源に直接接続する電球タイプがベストです。ちなみに基本的にどこのキャンプ場もバーベキューは禁止。キャンプ場の料金は一泊（テント・車・大人二人）で大体20ユーロくらいです。
そして幸運なことにコルシカ島では基本的に大体の場所でイタリア語がコミュニケーションには問題ないくらいのレベルで通じます。英語は通じない場合が多いと思います。そしてキャンプするには大事なことだけど、「コルシカ島は雨が降らない」。今回20日間ほど滞在しましたが雨は一滴も降りませんでした。
食事は基本的に朝食・夕食をキャンプ場で自炊、昼食はパンやハムなどをクーラーバックに詰めてパニーノを作って食べる感じ。洗濯も基本的に手洗い。タライは洗濯にも皿洗いにも必需品です。
キャンプ場はフランス人が50%、イタリア人が30%、その他が20%といった感じ。これはコルシカ島どこ行っても感じたことだけどみんな行儀が良い。キャンプ場独特の雰囲気を壊すようなグループが極端に少ないです。そしてどこも清潔だと感じました。まあ清潔とは言ってもトイレは当然中腰ですよ。

ってことで毎日ビーチでだらだらして過ごすだけなんであんまり書くこともなく、場所を移動。コルシカ島の西海岸に向かいます。

旅行者 イタリア人 x フランス人

夏休みまであと2週間くらいになりましたよ。考えることの80パーセントくらいは休みのことで占められ、気がつくと頭の中で旅をしてて夢遊病状態になってます。今年は特にヨーロッパ初のキャンプ。しかも2週間キャンプ生活。いろいろあるんだろうなー、彼女とたくさんケンカするんだろうなと予想はついてます。雨が降らないことを祈るのみ。
さて、もうここ何年も旅行前に買うガイドブックはロンリープラネットだったんだが、今回は目的地がフランスということでフランスのガイドブックRoutardを買った。もう一冊はこれも毎回お決まりのイタリアの秀逸旅雑誌Meridiani。





Routardを読んでいて面白いのが、フランス人のイタリア人観光客に対する厳しい見方。フランス人にとってイタリア人はとにかくうるさいらしい。「ここのビーチは夏は混雑します。特にイタリア人観光客が多いので騒がしいです」などと記載されている。
そんな中旅行サイトのエクスペディアが最近2009年ベストツーリストのランキングを発表したことがニュースになってる。世界各国のホテルマンの評判でイタリア人は27か国中19位。そして一方のフランス人はランキング最下位（笑）。まあどっちもどっちというわけです。でも旅行者のファッションに関してはイタリア人が1位、フランス人も3位。こういうところはスキが無いですね。
ちなみに総合ランキング1位は3年連続日本人。さすがです。

日本語のオフィシャルpdfデータを発見したのでリンク。

初めてのミュンヘン

先週末は金・土・日でミュンヘンに行ってきた。なぜか今まで縁が無かった町。ミラノからだとスイス通過で約500キロ。今回はパスポート忘れずに金曜日の午後に出発。途中のスイスはハイジの世界そのままの絶景。スイスもドイツも運転の仕方がイタリアとは大違い。結局ミュンヘンには夜遅くについて、そのまま就寝。
翌日は朝から地下鉄で行動開始。庭での朝食が人気のPreysinggarten というカフェ・レストランで気持の良い朝食。卵やベーコンの朝食、落ち着いた雰囲気、整然とした町並み、ドイツの良いところばかりに目がいくのはいつものこと。そしてチェントロへ。エスプレッソ切れの彼女はスターバックスでエスプレッソを注文するものの、不満足気。
チェントロも活気はあるけどどこか整然としていてやっぱりイタリアに比べると垢抜けないけど上品で清潔。しつけの問題なんだろうか・・・　昼ごはんは観光名所でもあるHofbräuhausへ。何千人もの人が1リットルのビールグラスで飲みまくってる光景は一見の価値はあると思う。料理とかはもっと美味しいところがあると思うけど。とにもかくにもたまに食べるドイツ料理は本当に好き。
その後も特に何をするでもなく町をぶらぶらして夜は彼女の誕生日を祝いミュンヘンの休日は終了。日曜日はオーストリア経由で帰ってきた。
そんなに遠くないけど、まあ近くはないわな。でもこうやって簡単にいろんなところに行けるのがヨーロッパに住む良さであることは間違いない。ミュンヘン、良い町です。住めるかと言われたら正直困っちゃうけど。

夏休みの目的地

そろそろ夏休みのことでも考えようと思い始めた。今年の夏休みは8月1日から23日まで。

今年の夏休みは友人カップル2組と計6人で1週間どこか行こうという話になった。もはや大親友となったセルビア人のマーヤとヨルダン人のハーヤ。そして彼氏のアンジェロとサポ。ちなみに彼ら二人とも毎週のフットサルのメンバー。

6人ということで目的地を決めるだけでも大変。こういう場合当然のように主導権は女性が取ります。まず最初の候補だったのがニューヨーク。ただセルビア人とヨルダン人の彼女たちにとってアメリカ入国は至難の業。手続きも面倒で高額。しかも入国できる保証が無いということで却下。次の候補がアフリカのザンジバル。ここはオレも良いかなと思ったんだけど、飛行機が高額なため却下。オレは個人的に東南アジアに行きたかったんだけど、1週間じゃ短すぎるということで却下。

そして決定したのが近場のコルシカ島。とにかく飛行機が安かった。ライアンエアーで手数料込み往復30ユーロ（4000円）。そして海がとてもきれいらしいということで決定。オレは彼女と1週間先に出発して後半の1週間を友人達と過ごすというプラン。レンタカーでみんなでいろいろビーチを周る予定。サルデーニャ島までも船ですぐに着くらしいから行ってみたいとも思ってる。




調べてみるとコルシカは宿泊施設が結構高いことが判明。だから最初の1週間は彼女とキャンプでも良いかなと思ってる。2週間コルシカで過ごした後の1週間はまだ未定。多分イタリアのどこかの海沿いで過ごすことになりそう。

キャンプ道具持ってないから、これからテント物色しに行きます。

ヴァイオリンの町 CREMONA

週末はイタリア北部の町CREMONAへ行ってきた。昔から気になっていてまだ行っていなかったところ。町は一見して経済的に豊かな雰囲気が漂うとてもエレガントな印象。
そしてこの町で忘れてはならないのがヴァイオリン。女性の体をイメージしたヴァイオリンの現在のフォルムを発明したAndrea Amatiがこの地でバイオリンを製作し、そしてご存知Antonio Stradivariが数多くの傑作を生んだ地として知られている。今でもヴァイオリン工房が多数あり、日本人のヴァイオリン製作者もこの地で仕事をしているそう。町を歩くと日本人の名前の工房があったり、日本人の姿を見かけたりした。しかも日本人ヴァイオリン職人は本当に優秀なんだそうです。



市役所の二階にあるヴァイオリンの間を訪れてみた。そこには1500年代からのヴァイオリンが飾ってある。ストラディヴァリの作品も4台ある。1台何億円もするこれらの芸術品は完全空調、完全防犯、防火装置が施され、ルパンが盗みに来ないように大切に保管されている。しかもこのヴァイオリンは今でも現役。ヴァイオリンは使わなければ悪くなるらしく、毎朝これらのヴァイオリンはプロの演奏家によって何曲か弾かれその質を保っているとのこと。演奏にも貸し出されることもあり、飛行機の移動はファーストクラスに乗って旅をするとか。
良い物を見ると心が豊かになるとはこのことですね。お勧め。